こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

左弾きベース道中 (15) 〜デジマートあとの祭り編〜

ポール・マッカートニーの使用ベースと言えば1にヘフナー2にヘフナー、3,4がなくて5にリッケンという感じであろうと思うが、ある程度のファンであればあと数本は挙げることができる。フェンダー、ケイ、ウォル等。その中でも、『バック・トゥ・ジ・エッグ』…

動機

U2の新しいアルバムがiTunesで全編無料ダウンロード可、というのがニュースになった。僕はiTunesを利用していないので(使っている携帯音楽プレーヤーがケンウッドのものだから)、個人的には関係ない話ではあるのだが、アップルのCMに使われている「The Mir…

あの曲ナンだっけ?

自室でボケっとしていたら何の脈絡もなしに「フーテナニー」という言葉が頭の中に浮かんで、どういう意味だっけ?と思って辞書を引いたら「観客を歌わせるタイプの、フォーク音楽の1960年代に流行ったコンサート様式」だそうである。ふうん。最近ディランに…

今週の音楽(8月25−31日)

ボブ・ディラン『ジョン・ウェズリー・ハーディング』 「ディランで何を聴くか迷ったら、自分の今の年齢の時に彼が創ったアルバムを聴け」と言ったのは確かみうらじゅんだったと思うが、僕は今年27歳になるんですが、この年(彼は1941年5月生れだそうなので1…

モルゴーア・クァルテット@六本木スーパーデラックス(2014年8月22日)

僕は決して決してプログレ・ファンというわけではないのだが、ピンク・フロイドの『原子心母』だけは異様に好きである。どれくらい好きかというと、あの牛のジャケットのTシャツを高校の時に通販で買って毎夏愛着し、それがヨレヨレになると2代目を購入して…

今週の音楽(8月18-24日)

ボブ・ディラン『奇妙な世界に』 現在ディランがマイブーム(みうらじゅん・・・)。本作は渋谷の中古レコ屋にて、安かったので(800円くらい)購入。かれこれ10年以上前と思うが、雑誌か何かでジャケットを目にして「格好良いな」と思って以来気になってい…

「まだ見ぬ地図」などについて

関ジャニ∞の『オモイダマ』とエイトレンジャーの『ER2』というシングルが相次いでリリースされたのだが、なかなかタイミングが合わなかったのと、どうにも食指が伸びなかったので買わずにいたのだが、ファンとしてそういうわけにもいくまいということで昨日…

Blood on the Tracks Revisted

以前、ボブ・ディランの『血の轍(Blood on the Tracks)』(1975年)について少し書いたが(こちら)、聴き返してみても「良い雰囲気なんだけど繰り返しが多いせいで多少退屈」という印象が抜けなかった。そこで「それって歌詞が全然判らないせいじゃないか…

十祭

関ジャニ∞のデビュー十周年記念ライブ「十祭」、初日を観に行ってきました(8月9日@味の素スタジアム)。 催しの概要については色々なところで既に書かれているであろうから、ここでは取り敢えず私にとって最も重要な二点について書く。 (その一)丸山隆平…

デビュー30周年記念 さくらももこの世界展

このところ自分の中で「さくらももこ熱」が再発している。 勿論『ちびまる子ちゃん』は幼少時からテレビで見ていたし、ナントカというコンビニのマスコットになっていたのでコジコジのことも知っていた。しかし僕が「このヒトは天才だ!」と正しく認識したの…

ザ・ビートルズ・マテリアル Vol.4 ジョージ・ハリスン/リンゴ・スター

和久井光司『ザ・ビートルズ・マテリアル』待望の完結巻「Vol.4 ジョージ・ハリスン/リンゴ・スター」が遂に出た。僕は、ジョンやポールは(少なくともアルバムについては)大凡のディスコグラフィーを知っていたが、ジョージとリンゴについては殆ど知らな…

黄金のメロディ マッスル・ショールズ

兼ねてからこのブログで話題にしていた映画『Muscle Shoals』(邦題は『黄金のメロディ マッスル・ショールズ』)がめでたく日本でも公開されたので観に行った。 期待に違わぬ面白さだった。とにかくウィルソン・ピケットの「ダンス天国(Land of 1000 Dance…

聴かねば

近日、要チェックのアルバムが何枚もリリースされていたのに、忙しくって聴く時間がないってんで放ったらかしになっていたのだが、ちょっと落ち着いたもんで勢いで一気にアマゾンで注文してしまった(なのに聴けていない)。 ・ジャック・ホワイト『ラザレッ…

発見の予感

マキシマム ザ ホルモン昨年の傑作『予襲復讐』をやや久し振りに聴き直していて、フと気付いたことがある。 それは、「予襲復讐」は「バンド・オン・ザ・ラン」ではないのかということである。 ホルモンの『予襲復讐』というアルバムと、ウイングスの代表作…

Get Back!

7月5日のニューヨーク公演から復帰、とのことで気がかりだったポール・マッカートニー。しっかりカムバックしてくれたようで一安心である。 カムバック自体もさることながら、もう一つ気がかりだったのがセットリスト。海外のサイトで見てみると、どうも去年…

緊急アンケート

先程このブログのコメント欄で御教示頂いたのだが、1か月ほど前から、ファンクラブ用の有料サイト?上で、「十祭」のセットリストに関わる「緊急アンケート」の受け付けを行っているそうですね。全然知らなかった。次の如きものだそうである。 ◆ジャンル別 …

要チェックや!

ポール・マッカートニーという唯一無二の大名長者を除くとどうにもパッとしない「レフティ・ベーシスト界」であるが、そんな中で貴重な一人がキングズXのダグ・ピニックである。キングズXは日本ではあまり人気がないのか、ウィキペディア日本語版にも項目が…

スポーツ番組のタイアップ曲

椎名林檎がワールドカップ番組用に書いた曲のタイトルが「NIPPON」と聞いて、ちょっと流石にどうなんだろうかソレは、と思っていたのだが、昨日たまたま牛丼屋で流れてきたのを聴いたら非常に良い出来だったので、安心した。 牛丼屋のスピーカーでは判らなか…

『JUKE BOX』ツアーDVD感想(各論篇4)

【Your WURLITZER】 これが観たかった。錦戸主導による大傑作である。錦戸・安田のギターはまだ改善の余地が相当ありそうだし、歌唱なども全体的にまだ余裕がない感じである。でもいいのだ。これをバンドという形でやってくれさえすれば。そしてこれを継続し…

見過ごしていたニュース

何日か前のヤフー・ニュースで「『地獄先生ぬ〜べ〜』が実写ドラマ化」という見出しが出ていて、「ふ〜ん」とだけ思って記事本文も読まずに済ましてしまっていたのだが、これ丸山隆平が主演なんですね。びっくりした。主演って勿論あの、先生役をやるんだよ…

『JUKE BOX』ツアーDVD感想(各論篇3)

【ビースト!!】 冒頭に、村上・丸山・錦戸の三人が新人サラリーマンに扮した寸劇が流れる。新しい企画を持ち込むのだが頭の固い上司に一蹴されるというオープニング。新人は食い下がって色々言うのだが、その中に「部長言うてましたやんか」というセリフがあ…

「HENSEIKI」5月28日@恵比寿LIQUIDROOM

椎名慶治のライブは昨年末の『Phase』ツアー(というのか)以来。ZEROとのコラボ(・・・)でCDとライブがあったのだが、どっちもスルーしていたからなあ。その昨年末のライブでも宣言されていたように、今回は「サーフィスの曲は演らない」という条件下での…

今週の音楽(2014年4月14日〜5月23日)

まさかこんなことになるとは思わなかったポール・マッカートニー来日公演。月並みながら、一日も早い回復を祈るばかりである。NEW-2014ジャパン・ツアー・エディション(DVD付)アーティスト: ポール・マッカートニー,ポール・エプワース出版社/メーカー: ユニ…

『JUKE BOX』ツアーDVD感想(各論篇2)

【Sorry Sorry love】 デジタル技術をふんだんに用いた長めの映像が流れる。面白いかっつうとよく判らないのだが、カッコイイ方面でいくかと思いきやハリセンでオチを付けるところはなかなか好ましい(でも近年CMとかで割とよくあるパターンかも)。そこから…

『JUKE BOX』ツアーDVD感想(各論篇1)

【OVERTURE】 開演直前、カーテン裏の7人を頭上から捉えた、非常にイイ雰囲気のオープニングである。映像的にはとても良いと思うのだけれど、見過ごせない短所もある。それは「1曲目がバンド曲」ということをバラしてしまっていることである。この後で例のア…

『JUKE BOX』ツアーDVD感想(総論篇)

『JUKE BOX』ツアーのDVDは、通常盤を買った。前回の『8EST』ツアーのDVDのように、限定盤のボーナス・ディスクに本編とは別の曲が入っているとかいうわけではなさそうだし(補記:ブルーレイだと「ここにしかない景色」が観られるらしい)、共同生活の罰ゲ…

感涙モノ

遅まきながら、関ジャニ∞のライブDVD『KANJANI∞ LIVE TOUR JUKE BOX』(通常盤)を入手して観始めた。まだ1枚目の途中である(「クラゲ」まで)。 しかしながら既に判ったことがある。それは、本作は凄いぞ、ということだ。彼らの映像作品として画期的と言っ…

瓢箪から駒

知人からAKB48「恋するフォーチュンクッキー Rock Musician Ver.」という動画を薦められた。「あんたの好きなROLLYが踊ってるよ」というので観てみると、ROLLYの他にも和田唱(いかすねー)、ザ・キャプテンズ(傷彦、顔色悪いが大丈夫か?)、ポリシックス…

十五年目の発見

僕は小学5年生の頃からサーフィスのファンをやっているが、庶民の哀しさでずっと貧弱な音響環境に寄り掛かって彼らの(というか、サーフィスに限らず全ての)音楽を享受してきた。細かい音を聞き分けるにはちゃんとしたイヤホンないしヘッドホンが求められる…

今週の音楽(2014年3月31日〜4月13日)

・Cidinho e o Som Tropical『Muito Suingue』 仮名で書くと、シヂーニヨ・エ・オ・ソン・トロピカル『ムイト・スインギ』。シヂーニヨさん(ピアノ、テカルド)を中心とするブラジルのバンド。ジャケットにはメンバーであろう8人の男女が映っているのだが、…