こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

雑事

三回忌

普段読むのはエッセイの類が多くて、小説は殆ど読まないのだが、ごくたまに「小説が読みたい」という気持ちがむくむくと湧いてきて、色々手を出すことになる。つい最近その周期がやってきて、現在何冊かの小説を並行して読んでいるのだが(かつて読んだもの…

関西の血

現在、京都市の実家に帰省中。東京の部屋にはテレビがないので(冬季オリンピックがいつ始まりいつ終わったのかも知らなかった)、帰省して久しぶりにテレビをじっくり見ると色々と物珍しい。知らない女性タレントがいると思うと、大概はAKBの人のようだ。や…

親不知の顛末(下)

9月4日 午後3時半に手術。手術前に「気分はどうですか」と聞かれ「緊張しています」と答えると、「あんまり緊張していると『ショック』といって血圧が急激に下がって危険なことがあるので・・・」と言われビビる。手術はあっさり始まる。最も恐れていた2本の…

親不知の顛末(上)

親不知を子供の頃から恐れていた。 そいつが生えてきたら歯医者に行って抜かなくてはならず、しかも抜いてからがまた痛く、抜歯直後はロクに喋れなかったり、頬が腫れたりするらしい・・・ということを、幾つもの書物や体験談により読んだり聞いたりしていた…

ウルトラセブン抄2

前回に引き続き、DVD3,4巻分の第9〜17話を観た。3巻収録話は、個人的には今ひとつ盛り上がりに欠くストーリーが多かったように感じられる。チブル星人の第9話とかな。イカロス星人(結構強かったな)、ナース(最初操演がへろっへろだったのでどーしようかと…

モア・アンド・モア

ここ2、3週間で随分沢山CDを買った。思いつく限り挙げてみると次の通り(大凡購入順)。 (新品) ハリー細野&ザ・ワールド・シャイネス『Flying Saucer 1947』 ウイングス『Wings Over America』 マキシマム ザ ホルモン『予襲復讐』 フランク・ザッパ&ザ…

風立ちぬ

スタジオジブリの新作『風立ちぬ』を観てきました。 映画としては、面白いところもあった一方で、詰まらないところもあった、というのがシンプルな感想であるが、その逐一についてはわざわざ書かない。そんなことはどうでも良いのだ。大事なのは、エンディン…

ウルトラセブン抄

先日観に行った展覧会に触発されて、一日一話「ウルトラセブン」を観るのが最近の楽しみになっている。いまDVD二巻分、第八話まで見たところである。 どの話も楽しめるが、テーマ設定やら娯楽性やら自分の好みやら勘案すると、好きな話というのは自ずと絞ら…

ウルトラセブン展

ウルトラセブン展に行ってきた。場所は去年ザ・ビートルズ展を観に行った三越日本橋店新館。ビートルズは50周年だったがこちらは45周年だ。 いやあ楽しかった。ビートルズ展よりも楽しかったかも。文字資料もあるが着ぐるみもあり、よく知らない人からディー…

『Eから弾きな。』が(今のところ)イマイチな理由

普段殆ど漫画を買って読むということをしないのだけれども、佐々木拓丸『Eから弾きな。』は主人公が左利きで、しかも右用のエレキギターを左弾き用に改造するところから始めるという、こういう記事を書いている人間としては文字通り要チェック作品なので、近…

オース!

最近買った三冊の雑誌、『レコード・コレクターズ』六月号、『ギター・マガジン』七月号、『クロスビート』七月号、このいずれでも結構大きい扱いで記事が載った歌手がいる。今年四月に九十四歳の大往生で逝去した「バタヤン」こと田端義夫である。ギタマガ…

左利きの鼠

先日、レフティ・ギターを抱えた動物の置物なんて見たことがないと書いたが、探してもいないのに見つけてしまった。しかもまさかのミッキーマウスである。左利きだったのか? どうしてわざわざレフティかというと、「(Roen Collection Series 2)GRUNGE ROC…

左利きの犬

3月に上野の不忍池でやっていた骨董市で買った犬の置物。 なかなか可愛いでしょう。ちょっと沢野ひとしの絵のようでもあり、気に入っている。高さ5センチ足らずの小さなもので、500円だった。 こういう、動物が楽器を演奏している置物って割とよく見かけるけ…

紛う方なき名作

高田馬場に「早稲田松竹」という名画座があって、ここに2本立てを観に行ってきた。『E.T.』と『バック・トゥ・ザ・フューチャー』という、いつ観ても間違いのない組合せである。・・・実は2本とも初めて観る。 いやあ面白かった。元々映画というのがあんまり好…

『日本歴史』最新号(2013年2月号)にある鈴木国弘氏「中世天皇の「諱」に現れた奇妙な傾向」は、中世の天皇のうち諱に「仁(ヒト)」の付かないのがたった8人であることと、その8人が承久の乱・南北朝の乱などに関わったいわば「反逆」の天皇であることを指…

またもやテレビの話を

昨日の「第1回駄菓子総選挙」は(いささか長すぎるきらいはあったが)かなり面白かった。1位はチロルチョコで、うまい棒が2位に甘んじるという衝撃の展開であったが(と言っても別にうまい棒がそう好きなわけでもないのだが。なんか口腔にくっつくしなアレは…

備忘録

先ほどの「イロモネア」の柳原可奈子は100万円獲っただけあってなかなか面白かった。特に「女性誌のキャッチコピーを体で表現します」というのは、初めて見たネタだが、ポーズの誇張を加えて女性誌のキャッチコピーの胡散臭さを上手く風刺していて、新鮮だっ…

茶番

「こんな文化早く消えてしまえばいいのに」と感じるモノは、敢えて口には出さないまでも誰しも幾つかは持っているのではないか。例えば今の時期ならば「年賀状なんて文化はさっさと無くなればいいのに」と思っている人は結構いるだろうし、逆に「メールを年…

キムとユウ

よんどころない事情があってあの『冬のソナタ』全20話を10日ほどかけて観た。 印象に残ったところを書き連ねていくと罵詈雑言の嵐になりそうなのでそれはしない。それよりも良い点を挙げると、ミニョンの年上の部下であるキム次長と、サンヒョクの先輩DJユウ…

丸谷才一氏逝去

昨日13日朝に丸谷才一氏が亡くなったという。 高校生の時に中島らもが死んだのを聞いて、好きな作家が死ぬとこんな気持ちがするものかと思ったものだが、僕にとってはそれに次ぐ二度目である。何がきっかけであったか記憶していないが、やはり高校生の頃に氏…

レーピン展2

そんなわけでもう一度行って来ましたレーピン展。混雑を避けて午前中に。それでも結構人は入っていましたが、まあほぼストレスなく観られた。 勿論内容は昨日と同じだが、何度見ても不思議なのは、ぎりぎりまで近づくと色が塗りたくってあるだけなのに、ちょ…

レーピン展

渋谷の文化村でやっているイリヤ・レーピン展、5年ほど前に大阪で19世紀ロシア美術展というのでレーピンの絵を観て感銘を受けたので、必ず行かなくてはと思っていたのだが、明日からの三連休でお仕舞いということで混雑を避けて今日行ってきた。 いやー素晴…

こどもロンゴ

昨日の朝、何気なくテレビを見ていたら、NHKで「こどもロンゴ」という子供向けらしい番組が始まって、何だこりゃとタイトルの意味すら分からずに見ていると、なんとこれが子供たちが女の先生(安岡定子先生。僕のマドンナである沼野恭子先生に少し似ている)…

皇室の文庫展

昨日、雨のそぼ降る中(段々ひどくなっていった)、皇居・三の丸尚蔵館の「皇室の文庫(ふみくら)展」を見に行った。大手町を降りてすぐ。点数は多くないものの、なかなか充実していて楽しめました。 なんだか上品気なオバサマが結構いた。二人連れが基本の…

ジョン・レノン・ミュージアム閉館前日に訪問

ジョン・レノン・ミュージアムに行った。一昨日のこと。昨日が閉館日で、この日の方が何かイベントなんかもあったのかも知れないが、用事もあったし、混むだろうとも思って閉館前日に出向いたのである。それでも流石に結構人は入っていたが。 丸の内線で池袋…

マナー違反

今日の東京新聞(朝刊)の「筆洗」欄は、菓子工場から漏れる甘い匂いが近隣住民にとって迷惑である旨であったが、その中で「地下鉄で隣席の人のヘッドホンから漏れてくるのが好きな曲でも、喜ぶ人は少なかろう」とある。 しかし、どうでしょう。喜ぶ人は結構…

テレビ

部屋にはテレビがない。無くてもちっとも困らないものなのだが、先月実家に帰っている時には色々と見て面白かった。 ・小林聡美が新しいCMに出ていた。TOTO(本社は小倉!)の。「優しいにゃー」。殺し文句。・ローカル1。楠井まどかさんと千賀絢子さ…

昨日図書館で借りてきたもの

書籍 ・山川丙三郎 訳『神曲(上)』 ・ナンシー関・町山広美『隣家全焼』 ・『70s日本の雑誌広告』 ・『延喜式(上)』CD ・サザンオールスターズ『世に万葉の花が咲くなり』 ・aiko『小さな丸い好日』 ・レインボー『レインボー・オン・ステージ』 ・ザ…

初恋の味

『明治・大正家庭史年表』(河出書房新社)を読んでいたら、大正8年に日本初の乳酸菌飲料「カルピス」が発売され、同11年に「初恋の味」というキャッチコピーが採用された、とあって、思わずポンと膝を打った(比喩)。 「銀座カンカン娘」にある、♪カル…