こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

読み物

三回忌

普段読むのはエッセイの類が多くて、小説は殆ど読まないのだが、ごくたまに「小説が読みたい」という気持ちがむくむくと湧いてきて、色々手を出すことになる。つい最近その周期がやってきて、現在何冊かの小説を並行して読んでいるのだが(かつて読んだもの…

デビュー30周年記念 さくらももこの世界展

このところ自分の中で「さくらももこ熱」が再発している。 勿論『ちびまる子ちゃん』は幼少時からテレビで見ていたし、ナントカというコンビニのマスコットになっていたのでコジコジのことも知っていた。しかし僕が「このヒトは天才だ!」と正しく認識したの…

穂村弘『本当はちがうんだ日記』(2005年、集英社)

穂村弘のエッセイ集『本当はちがうんだ日記』を久しぶりに読み返している。穂村氏は歌人として著名であるが、エッセイの名手でもある。何が経緯で彼の著作を読もうと思ったのかは記憶にないが(『本の雑誌』の連載でも読んだのかな?)、ともかく最初に読ん…

パックンマックン

最近読んで面白かった、『パックンマックン★海保知里の笑う英作文』(扶桑社、2013年)。実は英作文の勉強がしたかったわけではなく(結果的に勉強になりましたけど)、紙の上ではあるがパックンマックンの漫才が楽しめそうだと思って手にしたのである。 パ…

ついつい

2chまとめサイトでフラっと覗いた「風俗行ったら人生変わった」というのがあまりに面白くてびっくり。一気に読み上げてしまった。

新聞漫画

明日10月1日から、読売新聞夕刊の漫画は唐沢なをきになるそうである。 朝刊にいしいひさいち、夕刊にしりあがり寿を置くってどないなっとるねん朝日新聞は、みたいなことを西原理恵子が以前どこかで書いていたが(その西原も毎日新聞に連載を持っている)、…

夢で会いましょう&夜のくもざる

村上春樹の『夢で会いましょう』(糸井重里と共作)と『夜のくもざる』(安西水丸と共作)を図書館で借りてきて読んだ。 読み返すのは結構久しぶりである、と言っても今までにそれぞれ2,3度は読んでいるものであるが。村上春樹の軽めの作品をということで半…

日の出食堂の青春

はるき悦巳『日の出食堂の青春』を読んだ。村上龍『69』などと一緒に実家の近所のブックオフで105円で買ったもの。これはええ買い物をしました。もったいなかったけど一気に読んでしまった。 はるき悦巳と言えば民族文学の大傑作『じゃりン子チエ』で知られ…

69 sixty nine

村上龍の青春小説『69 sixty nine』を久しぶりに読んだ。本当は村上春樹と糸井重里の『夢で会いましょう』というショートショート集を読み直したくてブックオフで探してみたが見当たらず、春樹がないなら龍で、というわけで105円で買った。 前に読んだのは高…

小林聡美『ワタシは最高にツイている』(2007)幻冬舎

小林聡美は文章が上手い。 夫より上手いんじゃないかと思うくらいであるが、この本はタイトルが、なんていうのか、ポジティブ思考の暑苦しさを感じさせて嫌だったためにこれまで避けてきたのであったが、この題はむしろその暑苦しさをおちょくった意図・・・…

津村記久子『君は永遠にそいつらより若い』(2005)

いいタイトルである。デビュー作。面白かったが、僕が楽しんでいたのはホリガイを中心とする脱力系の、というのはあんまり好きな言い方では無いが、ともかく力を抜いて読める状況や会話なんであって(八木君の尻を讃える歌とか)、終盤になっていきなりシリ…

山崎ナオコーラ『浮世でランチ』

人に頂いたので読んだ。山崎ナオコーラは『週刊ブックレビュー』で顔を見たことがある程度で、作品は読んだことがなかったのだが、結構面白かった。他のも読もうか。今ハマっておる津村記久子と作風は近いかもしれない。同い年のようだし。ただやっぱり僕に…