こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

今週の音楽(2014年3月3日〜9日)

 『JUKE BOX』ツアーのDVD情報がそろそろ出ないかな〜、と関ジャニ∞の公式サイトをこのところ毎日覗いているのだが、出ませんね情報。ラジオとかでは出ているのだろうか。早く見たいんだけど、「ブリュレ」。
 それとは全然関係ないのだが、上原ひろみの新作が5月に出ると知る。嬉しい。しかし本当にこの人は多作ですね。僕がフォローしている中では、ポリシックスと上原さんが、感心するくらいよく働くミュージシャンである。前作同様、アンソニー・ジャクソンサイモン・フィリップスとのトリオである。『Brain』『Spiral』辺りに思い入れのある者としては、トニー・グレイやマーティン・ヴァリホラとはもう演らないのかな、とちょっと寂しい気分ではあるが(トニーは布袋寅泰と演っていたりして昨今も名前を見かけるけれど、マーティンって今何しているんだろう?)、まあとにかく期待している。今は久しぶりに『another mind』(これ、もう11年前のアルバムなんだ・・・)を聴きながらこれを書いている。


ウルフルズ:「どうでもよすぎ」
 先週もウルフルズについて書いたのだが、その時点では「どうでもよすぎ」という新曲があることは知っていてもPVがYouTubeで丸々観られることは知らなかった。で、偶然見つけたので観てみましたが、いいっすね。非常にいい。

 みんなでユニゾンで歌うところなんか、「おお〜ウルフルズだ!」と嬉しくなってしまう。
 「暴れだす」や「バカサバイバー」「サムライソウル」「両方 for You」のような後期ウルフルズの苦み走ったテイストが好きな人には、この曲はちょっと拍子抜けな印象も与えるかも知れない。しかし僕には、この軽くてパワフルなロックンロールが「復活第1弾」としてサイコーだ。まさに前回書いた「98年辺りまでのウルフルズのシングル曲は初期ビートルズのシングル曲に准えたくなるくらいにキャッチー」の系譜にそのまま乗せても良いくらいの曲だと思う。コーラスの入れ方がビートルズ好きにはたまらん曲でもある。
 PVも良いんだけど(ウルフルズは昔から優れたPVが多い)ちょっとスタイリッシュすぎるかな。もっとアホアホな、「ツギハギブギウギ」みたいなのをもう一発お願いしたいところである。
 5月に出るというアルバムも期待。


ウルフルズ:『バンザイ』
 引き続きウルフルズ。年明けに買ったきり聞いていなかったアルバム。実家に置きっ放しだったのだが、ちょうど帰省中でもあるし、活動再開を寿いで聴いてみる。
 「ガッツだぜ!!」「バンザイ 〜好きで良かった〜」という代表作が入っており、且つ(それらに較べると知名度はやや劣るが)「トコトンで行こう!」と「大阪ストラット」という傑作シングル曲を収録している、思いっきりパワフルなアルバムである。が、ちょっとシングル曲それぞれのアクが強すぎて、アルバムとしては、うーん統一感に欠くというと月並みなんだけど、まあそんな感じがします。難しいですね、アルバムってのは。
 ところで、よく見るとジャケットのロケットには「ULFULINⅢ」と書いてある。ツェッペリン・・・? あ、それで裏ジャケで飛行士のカッコしてるんか!!といきなり合点がいった次第。念のために書いておくと、レッド・ツェッペリンは『Early Days』『Latter Days』というベスト盤のジャケットで宇宙飛行士の格好をしているのだ。
 ・・・と書いていて、フと気になって調べたのだが、この2枚のベスト盤は1999年と2000年の発売である。『バンザイ』は1996年の発売だから、それよりも後なのだ。・・・どういうこと? まさか偶然とも考え難いし、僕が無知なだけでツェッペリンの宇宙飛行士姿はジャケットになる前から有名だったというのが、最も現実的な考えであるが、識者の御教示を請いたいところである。
 「トコトンで行こう!」は、初めて聴いた時に「なんじゃこのカッコエエのは!」と衝撃が走ったが、今なお聴く度に衝撃が走る。気持ちいい曲だ。元ネタは勿論「ワイルドで行こう」byステッペンウルフであるが、元ネタに充分対抗し得る出来である。床下からライトを当てる演出のPVもどえらいカッコイイ。
 「暴動チャイル」はタイトルでジミヘン(とスライ?)に目移りさせようとしているが元ネタは明らかにストーンズの「Get Off of My Cloud(一人ぼっちの世界)」だよな。
 「大阪ストラット」(言うまでもなく原曲は大滝詠一福生ストラット」)。これもサイコーな曲であるが、いつも気になるんだけど「ナニはなくともナニワはサイコー 他に比べりゃ外国同然」ってオカシクないか? 「外国同然」が褒め言葉なのか?
 「ダメなものはダメ」。これ確かベスト盤に入ってたような。ちょっと地味かと思っていたが、聴き直すとやはり面白い。「トータスさんオレのことどう思ってるんだろうなあ」というセリフ、今泉慎太郎を思わせて笑える。ユースケ・サンタマリア(結構好きです)って、堺正章みたいな声だよな。
 あんまり書くことはないけど「さんさんさん」も勿論好きですよ。

バンザイ

バンザイ


・『クラシック音楽館』3月2日・NHK Eテレ
 これはテレビ番組。N響の第1771回定期公演の録画放送であった。実家で大正生まれの祖母のオセロの相手をしつつ、観るともなく観ていた。デュティユーという最近亡くなったフランス人のチェロ協奏曲「遥かなる遠い世界」で(というとまるで元々知っていた曲のような口ぶりだが、作曲家のことも曲のこともこの時初めて知ったのだ)、ゴーティエ・カプソン(Gautier Capuçon)という若いフランス人のチェリストがソロをとっていたのだが、このヒトがとんでもなく綺麗な音を出すのだ。
 チェロの音は好きなのだが(実は中学生の時に習いに行っていた。3か月で挫折したが)、プロのチェリストでも特に高音を弾いている時に弓で弦をこする摩擦音が耳につくことがしばしばあって、それが僕には結構気になる。ところがこのゴーティエ・カプソンという人はその摩擦音が全然出ない。こんな人がいたのかと驚いた。
 その時の「遥かなる遠い世界」はYouTubeには無いようだが、以下の動画なんかは割とその時の演奏に近い気がする。でもN響との演奏では、コレよりももっと滑らかな音だったと思う。

 ただ、彼の動画を色々観てみると、曲によっては摩擦音がしっかり出ているものもある。どうもこの摩擦音というのは、僕にとってはノイズなのだが、クラシックの世界においては「音色の1バリエーション」なのかも知れない。


ザ・ビートルズの幾つかのアルバム
 具体的に書くと『Rubber Soul』『Help!』『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』の3枚である。私事ながら、ビートルズの音楽を意識的に聴くようになってから今年で20年になるのだが、ソラで歌える曲と言うのは数えるほどしかない。中学高校大学と、英語は割と真面目に勉強していたのだが、未だに全然聴き取れもしない(特に中期)。そこで、遅まきながらちょっと腰を据えて歌詞を憶えよう、というのでアルバムを一つ一つ、じっくり聴いたり歌詞カードを眺めたりしているのである。高校一年の冬休みに学校の課題で小倉百人一首を暗記したことを思い出す(あれもすっかり忘れてしまい、自力で思い出せるのは今や十数首だ)。
 時系列で『Please Please Me』から始めるかとも思ったのだが、手元に歌詞カード付きのCDが無いもんで、歌詞カードのあるものから、とりあえず一番思い入れが強い『Rubber Soul』、次いでその周辺時期のアルバム、という流れで今週は上記の3枚になったのだ。1日にLP片面ペースでいった。
 なんか全体的に、「俺ってジョージの曲の歌詞全然憶えてないな」と思った。でもこれは僕だけじゃなかろう。日本にアホほどいるビートルズ・ファンの中でも、「You Like Me Too Much」を歌って下さいと言ってスッとフル・コーラス歌える人はそんなには多くないんじゃないか(本秀康さんは歌えるだろうけど)。でもジョージの曲は割とゆったり歌っているものが多いので、その点は有難い。
 「I've Just Seen a Face(夢の人)」なんかは、ビートルズ屈指の早口の曲だと思うが、やはり好きな曲なので、これまでにも歌詞を覚えようとしたことがあるから、割と歌詞を既に知っている部分が多かった(でも「I've just known...」のくだりは全然知らなかったけど)。
 1,2回歌詞カードを見たくらいじゃあ全然覚えられないだろうと思っていたのだが、意外と覚えられるものだ。勿論完璧ではないし(特に『Sgt. Pepper's』は難しい。ミスター・カイトとかラヴリー・リタとかグッドモーニング・グッドモーニングとか)、思い出す作業を頻繁にやらないとまたすぐに忘れてしまうのだろうが(気付いていないだけで既に忘れ始めているはずだ。エビングハウスだ)、やっぱり曲そのものは思いっきり馴染みがあるし、歌詞を認識しないまでも空耳的に20年来シング・アロングしてきたわけであるから、記憶しやすいのかなーと思った。

ラバー・ソウル

ラバー・ソウル

HELP!-STEREO REMASTERE

HELP!-STEREO REMASTERE

SGT.PEPPER'S LONELY HE

SGT.PEPPER'S LONELY HE

 

・Ricardo Salvador:「Martha My Dear」
 ここ数年は、「ビートルズで一番好きな曲は?」と訊かれたら「WaitとMartha My Dearです」と答えるようにしているのだが(誰も訊かないけど)、その「Martha My Dear」のピアノ弾き語りカバーみたいなのがないかなーと思って、何気なくYouTubeで検索して偶然見つけたのがこの動画。このリカルド・サルヴァドールという人についてはしっかり記事を書きたいので、ここでは紹介に留める。


・Jennifer Leitham:「Tricotism」
 これまた何気なく「ウッドベースで左弾きする人っているのかなー」と思ってインターネットで検索を掛けた結果、偶然知った人物。このジェニファー・ライアムという人についてもしっかり記事を書きたいので、ここでは紹介に留める。