こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

左弾きベース道中 (7)

 左弾きの練習を始めて三ヶ月。一応挫折せずに続いている。結構指が動くようになってきて、ペンタで適当に弾くというのが出来るようになってきた。拙いながらも弾けるようになってきて楽しい時期のようである。以前は暫くヘフナーを弾いていると(指が動かないもんで)イライラしてきて右用のジャズベに持ち替えてベレベレ弾いて(というほどこちらも弾けないんだけど)ストレスを発散させていたのだが、最近は左弾きしていてもイライラしなくなってきた。良い兆候である。

 でも録画したビデオを一ヶ月前の録画と見較べていると、それほどの上達は窺えなかった。難しいものである。

 このごろはsongsterrというTAB譜のサイト(凄いです、ここは)でビートルズのアルバム曲を頭から練習していっている。上手く弾けないのはちょっとトライして後回し。「I saw her standing there」や「Boys」のような、単純にテンポの速い曲が難しい(というか追いつけない)。フレーズ的には、『Rubber Soul』で一気に難しくなりそうである。

 現時点で難しいと感じることその一。指が開かない。指を四つ並びにしようとすると非常にいびつになる(当然ながらローフレットに行くほどこれが甚だしい)。ショートスケールのヘフナーでこのザマなんだからジャズベなんか手にしたらどうなるんだと悲しい。スケール練習などの時だけでなく、普段から指を開くことを意識しながら弾くことが大切だと気付く。

 その二。ダブル・ストップ。ビートルズの「抱きしめたい」で結構出て来る。最初全然出来なかった。まだまだ練習中。

 その三。ビブラート。まず普通に曲を練習していてもあんまり出て来ないから、練習する機会も少ない。ネックが揺れてしまう。意識的に練習していかなくては。もっと難しいのがチョーキングで、これは出て来る機会がもっと少ないが、まあビリー・シーンとかになりたい人なら出くわす機会も多そうだが、僕に身近なところではビートルズの「I Want You」(これのベース凄いっすね)やホワイト・ストライプスの「The Denial Twist」なんかでエレキベースチョーキングが出て来る。非常に無理な力の入れ方をしている気分になる。要練習。でもビブラートやチョーキングは練習する度にいかにもフレットが磨り減っていきそうでいささか気後れするな。
 ところで、高校生の頃、別のクラスの奴と音合わせをした際に「ビブラート上手いね」と言われたことがあって、当時は「こんなもんだろ」と思っていたが、今思えば利き手である左手でビブラートを掛けていたから他の人よりも有利だったのかも知れない。

 あと、大方の人にはどうでも良い話ながら、僕はタスカムのGT-R1というレコーダー(兼マルチエフェクターリズムマシン兼チューナー)を繋いで練習することが多いのだが(これのチューナーはなかなか使い良い)、これのN.Y.Rockというプリセットでディープ・パープルの「Space Truckin'」のリフを弾くと音源そのままの音が出て感動します。まあ良く考えるとベースの音じゃなくてキーボードの音が再現されているんだけど。普段はWalkingというプリセットでフラットワウンド気分に浸ることが多い。


 ところで、ベースを弾いていると、ギターが弾きたくなってくる。単音弾きはベースでさんざんやっているから、コードが弾きたい。それでヤードバーズの「Jeff's Boogie」など練習している(ギターは右用)。普通はソロの部分を練習するのだろうが、まずは基本のリフである。このコードが難しい。これテンションコードというのでしょうか。お洒落な響きが楽しいがロクに押さえられない。大体、12,3年もギターを持っていながらメジャーコードと、マイナー、7th、m7、せいぜいsus4くらいしかコードを知らないというのはどういうことか、と今更ながら愕然とする。練習中であるがあんまり上手くならない。