前向きスクリーム！ - こんなんだったっけ日記

　今回もシングルは試聴してから買うかどうか考えよう、と思ったら単体でコーナー設けてあるのに視聴機はないんだ、渋谷タワレコ。なんでやねんと思いつつも曲目に「イッパツ録り」なんて言葉を目にしてしまったら買わずばなるまい。いつもは安くて曲数も多い通常盤を買うのだが、今回はこの「イッパツ録り」の映像が付いているという初回盤を購入。

　で、DVDから見始める。「前向きスクリーム！」はオロナミンCのCMに使われているのを見たことがある。曲はあんまり聞こえなかったが、「甘えるな！」「甘えていいのは、昨日まで！」というのがなかなか面白かった。と言いつつ甘えがちな毎日ではありますが。
　で、この曲、CDのCMで見た時にはなんか偏差値低そうな単調で詰まらん曲なのでは、という印象だったのだが（曲名連呼して合の手を入れとけばアガるだろう、みたいな）、一曲通して観てみると思いの外にしっかり聴ける曲だったので、嬉しい。伴奏もちゃんとバンドサウンドだしな。ちょっとしたベース・ソロもあるし（2番Aメロ凄いね）。良い良い。
　プロモは、なんかメンバーの振り付けがいまいちキレがないというか、力が入りきっていないというか、悪くはないのだがもうちっと突き詰めて欲しかったという印象はある。あ、振り付けはラッキー池田なんですね。懐かしいなあのジョーロ。
　メイキングも見た。メイキングって前はもっと長くなかったけな。まあそれはいいんだけど、私がバンド曲でもないのにメイキングを敢てちゃんと見たのは、「錦戸はあのひょっとこフリスビーを何テイクでキメたのか？」を確認したかったのだが、それについては一切映像ナシ。がっかりさせてくれるぜ。

　さて、「ズッコケ男道」のスタジオ・ライブであるが、いやあ始まりの練習風景なんかかなり興奮させてくれましたが、本チャンの演奏自体は、うーん、正直に言って「期待したほどではない」という感じか。いや、良かったんだけどね。演奏終わりの渋谷の「いやー、良かったけどおお？」というのが個人的にもしっくりくる感じである。
　やっぱり曲が速すぎるんだよな。あんまり速いと各人のプレイに遊び所がなくなって、どうしても単調なものになってしまう。「イエローパンジーストリート」（あ、十祭のDVD買ってないや）くらいのテンポの曲の方が見応えがある。あと、ボーカルがユニゾン主体なのも単調化に一役買っている。普通に「強く強く強く」の一発録りとかの方が良いものになったのでは、と思う。
　一方、編曲は結構楽しめる。この前のテレビ番組での演奏よりも工夫が凝らされていて、ちょっとした合間でのギターのフレーズが面白いし、間奏でのベースとキーボードのユニゾンは素晴らしい（でもこの後にベースがチョッパーをやっているのにDVDだと全然聞こえないんだ）。編曲というか、オリジナルで「ハイ！　ハイ！　ハイ」の部分が渋谷の「ア〜！」になっているのも、ナイスチャレンジだった。二番を省略したのはやや残念。
　DVDでは録音が非常にラフなので、きちんとミキシングされたCDの方で聴いてみよう、と思ったらこれは通常盤にしか収録されていないのですね。本当にふざけてるよなこの商法。レンタル屋で借りてくるか。　
　勿論、映像ならではの興奮とか楽しみとかは確かにあるワケなので（丸山プレベか！とか）、これを付けてくれたこと自体は非常に嬉しくはあります。
　そういや「ワイルドアットハート」ってもうやらないのかなあ。リベンジを待ってるのだけど。
　

　CDにはキャンジャニ∞名義での「CANDY MY LOVE」も収録。これも伴奏凄く充実してますね。カラオケバージョンも聴きたい（やっぱり通常盤入手しないとな）。曲としては80年代歌謡曲のオマージュなので、この曲自体に（「良く出来てる」以外には）特にどうという感想は今のところありません。