こんなんだったっけ日記

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左弾きベース道中 (13) 〜ベース改造編〜

 このコーナーが久しく放ったらかしになっていたが、左弾きを断念していたわけではない。それどころか、バンドを組んで2月にライブをやったり、ベースを改造したり新しく買ったりと、昨年末辺りから結構アクティブに動いていたのだ。なんとなく書く気がしなかっただけなのだ。
 他人とスタジオで音を出すということは、個人練習をちゃんとやらなくてはならない。ライブをやるとなれば尚更である。そんなわけで結構上達したように思う。それでも右弾きにはまだ及ばない。左弾きを初めて14ヶ月ほど経つわけだが、それ以前に13年ほどやっていた右弾きと較べると・・・まあ70%前後かなと思う。やっぱり今でも右弾きの時の方が「弾いていて楽しい、気持ち良い」と感じるのだ。
 最近実感するのは、右手と左手の動き方(握力も含むかも)の違いである。右弾きの時は、利き手である左手で弦を押さえていた。だからチョーキングなんかは割とやりやすいのですね。ところが左利きにすると右手でそれをやらなくちゃいけない。チョーキングやヴィブラートを掛けようとしても、思うように弦の上げ下げができないのだ。まあベースだから、そもそもチョーキングとかヴィブラートとかあんまりやらないからいいんだけど。
 じゃあ利き手である左手、つまり弦を弾く方はOKかというと、指弾きなんかはまだぎこちなさを感じるところもある。ピック弾きだってテンポキープはまだまだだ。今年中に右弾きと遜色ないところまで持って行きたいものだ。右弾きだって全然上手くないのだから、どうにかなるさと思うのだが。
 なおギターの方も最近ちょくちょく弾いている。相変わらずコード弾きの練習である。今更ながら、所謂「Fの壁」は全然感じなかったなあ。まあBとか、今でも結構怪しいんだけど、よく言われるようなギター挫折要因には全然感じなかった。
 と言いつつ、ギターの方は左弾きはそこそこにしておいて、真剣に練習するのは右弾きの方にしておこうかなあと思っている。やっぱり挫折してるじゃん。いやいや、やっぱりレフティの楽器はモノが少ないから詰まらないんだよな。あと、どうしても見た目への違和感が抜けない。僕にとっての「いつか必ず買いたいギター」はバタースコッチブロンドのテレキャスター永谷喬夫が「それじゃあバイバイ」のPVで弾いているギター!)なのだが、買うなら絶対に右用がいいもんな。

 別に弾いている時には全然気にならないのだけど、壁に立て掛けて眺める際には、絶対に右用の方が格好良い。


 それならジミヘンみたいに右用の楽器を左用に改造すれば一挙両得じゃん。というわけで意を決して、十年来の親友であるフェンダー・ジャパンのジャズ・ベース(JB62-75US)を改造に出した。左用にするにはナットを交換して弦の並び順を逆にすれば最低限の用は足るのだが、演奏性、則ち弾き易さの問題が残る。まずエンドピンの位置を変えないと、立って弾けない。ところがこれをどこに付け直すかというのが思いの外に難問で、ジミヘンのようにブリッジ側のエンドピンはそのままで、ネック側のエンドピンはネックを隔てた反対側に付ける、という最も常識的な方法を採ったところ、実際にストラップを付けて肩からベースをぶら下げてみると、ヘッドがズコーン!と下がる。つまり弾いている時には常にネックを持ち上げていないといけないのだ。これは、特にベースだと、結構しんどい。『Band on the Run』のブックレットに、ポール・マッカートニーがこのセッティングで立って弾いている写真があるのだけれど、よく弾けたなあと思う。
 改造をしてくれた工房の人から「マシンヘッドを軽いモノに交換すると良いだろう」と提案されたので、ゴトーのGB640というブツ(1万1340円)を取り寄せて付けてもらった。マシンヘッドを変えただけでヘッドのズコーンがそうそう改善されるだろうかと懐疑的だったのだが、これがかなり効果的だったので驚いた。右用のギターを左用に改造してヘッド落ちに苦しんでいる人には、軽量ペグへの交換を強くお勧めします
 エンドピンの方は、ブリッジ側もネック側も色々と試行錯誤をしたのだが、結局ブリッジ側は元の位置、ネック側はネックプレートを止めているネジのうち1つをエンドピン兼用にした。実はこれでもまだ下がるのだけれど、最初のズコーンに較べればかなりマシになったし、あとは幅広で摩擦係数の高いストラップを選ぶなどしてヘッド落ち対策をすれば、ストレスはかなりのところまで軽減されるだろう。
 実は、問題はまだある。コントロール・ノブが手に当たるのである。これによってノブが回っちゃってボリュームやトーンが変わったりもする。この対策についてはノブを取っちゃうという方法を採る人もいるが、ビジュアル的にそれは嫌だったので、そこそこ力を入れないとノブが回らないように加工してもらった(具体的に何をどうしてもらったのか忘れたが、確かワッシャーを入れてもらったのかな?)。しかし「弾きにくい」という点は変わらない。これは後で結構気になった。まあ、慣れるんだけどね。
 ついでにフィンガーレストも付けてもらった。
 フェンダーの昔のベースって、弦の下側にフィンガーレストを付けていますよね。どうしてあんなところにフィンガーレストが付いているかというと、親指弾きを想定して、他の指を載っけておくためだったのだ。現在のフィンガーレストがツーフィンガーなどの際に親指を載っけておくためであるのと、正反対である。
 そんなわけで、左で弾くために引っ繰り返した楽器だとこの「親指以外用」のフィンガーレストが「親指」用に使えるのでは?と思ったのである。僕のジャズベにはフィンガーレストは付いていなかったが、付けるようのネジ穴は空いていた。そこでここに付けてもらったのだが(何故かネジ穴を広げる必要があった。何のためのネジ穴だったんだか)、実はこの「親指以外用」のフィンガーレストって、弦に対してちょっと傾いてるんですよね。それがちょっと違和感あったので、後で弦に並行に付け直してもらった。
 そんなこんなで結構手が掛かった改造であるが、やっぱり弾きにくいよなってんで、結局今は実家に持ち帰って「帰省した時の練習楽器」にしてある。可哀想なことしたかなあ。