こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

遅ればせながら「音楽のちから」

 7月6日に日本テレビで放送された「音楽のちから」というイベントで、関ジャニ∞がどうもかなり活躍したとのことで、というかMCだったのかな? 全然知らないままに当日見過ごしたのだが、後になってファンの方のブログなんか見ると、バンド・スタイルでガシガシ演ったとか村上が八代亜紀のバックでピアノ弾いたとか、とんでもないことが書いてあるので、見たいなあ〜と思った。
 で、とりあえずYouTubeで探してみたら、ちょこちょことあるにはあるのだが、その殆どがテレビにカメラを向けて直に撮影するという21世紀とは思えない原始的な方法で録画されたもので、無いよりマシとは言うものの観るに耐えないものなので(「音」が聴きたい場合には特に。余談ながら最近関ジャニ関係のテレビ番組の動画の多くが、この方法で撮影されているけれども、何なのだろう。著作権者のチェック逃れなのか)、どうしたもんかなあと思っていたが、有り難いことに中国のYoukuでアップロードされているようで、国外制限が掛かっていたがGoogle ChromeのUnblock Youkuでクリアして視聴することが出来た。そして予想以上に楽しめたので少々感想をば。


 まず一番気になった相川七瀬「夢見る少女じゃいられない」「恋心」のバックを務めた場面。もっとボーカルでも入ってくるかと思ったら、丸山が上ハモで入ってきた以外はかなりバックに徹していた。この寡黙な感じがまた、MCでのアホさとのギャップを生んで格好良かったんじゃないでしょうか。「夢見る〜」のサビ前で渋谷が叫ぶのが小さく聞こえてくるのが格好良い。
 サウンド的には集音の問題かYoukuの限界なのか、細かい音は例によって捉えづらかったが、普段のライブよりも音源による補強がなくって生のバンドサウンドが出ていて良かった。大倉と安田は割とはっきり聞こえる。丸山は所々で。あと村上の音も今までになく前に出ていて嬉しい。
 村上と言えば八代亜紀のバックを務める大役。これも興味深かった。やっぱり∞祭で「Snow White」の鍵盤を錦戸に任せたのが心残りだったんだな。違うか。
 関ジャニの曲でももっとキーボードをフィーチャーするべき。大丈夫、ちゃんと出来てるよ。
 安田のギターは、相川七瀬の時よりも錦戸・つるの剛士との「やさしくなりたい」や、渋谷との「今夜月の見える丘で」の時の方がリラックスしてか良いプレイだったように思う。
 この「今夜〜」など見ていて感じられたことだけれども、渋谷は多少のブレがあっても大事なところは外さなくて、流石だ。
 楽器の面では渋谷がスタインバーガーを弾いているのが否応なく目を引いた。コレ今までにライブなどで使ったことあるんでしょうか。僕は初めて見ましたが。スタインバーガーのあの独特な形状は、僕はどうも好きになれないのだけれど、意外な人が愛用していたりして(かまやつひろし等)、侮れない。(7/10追記:甲本ヒロトの影響であろうとの御教示を頂いた。なるほど。因みにネット情報では、甲本がスタインバーガーを入手したのはムッシュの影響とのこと・・・)
 他は、丸ちゃんがサンバーストの方のジャズベを使っている程度で、みんなお馴染みの機材だったように思う。アンプも安田のがボグナーだったりして、普段使いのを持ち込んだのだろう。大倉のパールのキットは借り物かしらん。
 

 このバンド演奏以外でも関ジャニは要所要所で歌っていたようで、僕は全部は観られていないけれども、観た中で興味深かったものを幾つかピックアップ。
 世良公則「銃爪」。これ良かったなあ。まずバンドが良い。先ほどの相川のバックでの演奏と較べても、流石に音の分厚さが違う。この音が出せるようになったら関ジャニもいよいよ誰からも難癖つけられなくなるだろう。
 この曲のソロ歌唱では特に安田と丸山が良かった。いやー本当に良い。声が朗々と出ていました。錦戸も良かったな。大倉はマイクの入りが悪かったようで残念だった。大倉はその代り水木一郎とのデュエットが良かった。「マジンガーZ」で入ってきた丸山もグー! 二人は、最後の「ゼーーット!!」を水木一人に任せたところも偉い。
 安田と丸山と言えば、ジャニーズ・メドレーでの「硝子の少年」も良かったな。歌もさることながら、やっぱり「踊れる」というのは大きいわ、今更ながら。この辺り、殆ど女の子の気持ちで「かっこいい〜」と思って二人を見ていました。まあ元々この二人は贔屓にしていて、それは主に音楽的な面に拠るものなのだけれど、この番組ではビジュアル面でも惹かれた。丸山は世良との時のバディ・ガイ・シャツも似合っていたし、髪型もいいな。安田もこのパーマ掛かった髪型が良いと思う。
 ↓ バディ・ガイ・シャツというのはコレです。
 
 ついでなのでこのまま女の子モードで語りますけど、この番組を見ていて、関ジャニ∞はカッコイイなあ、と思いました、改めて。コンサートのように彼らを格好良く仕立て上げる装置が完全に整った場ではない、テレビ番組の何気ないセットの中でも、様々なアングルにおける一挙手一投足で彼らは魅力を放っている。その格好良さのどれほどが天賦のもので、どれほどが日々の努力や気配りによるものかというのは、僕には想像もつかないけれども。
 ついでのついでに言えば、他の歌手の演奏中にも、彼らはその演奏を楽しんでいる様子が伝わってきて、非常に好感が持てる。八代×村上の演奏を見ている時の様子なんか正にそう(まあこの場合は「身内」が出ているので特別ではあるが)。逆にそういう場面でばっちり(演奏中の歌手でなく)カメラ目線のタレントというのもいて、まあ芸人なんかは仕方ないのかなとも思う一方で、なんとなく興醒めであった。
 閑話休題。ジャニーズ・メドレーでは、いつもと違う伴奏での「あおっぱな」も楽しい。あと、割とスタンダードな演出での「へそ曲がり」と「無責任ヒーロー」も凄く良かったな。よく歌えていたと思う。「へそ曲がり」はやっぱり良い曲だ。「無責任ヒーロー」での、「(おいら伝説の)無責任ヒーロー」のハモリも素晴らしい。
 
 いつまで残っているか判らないけれども、Youkuへのリンクを。
 http://v.youku.com/v_show/id_XNTc5OTk2NzY0.html (へそ曲がり、無責任)
 http://v.youku.com/v_show/id_XNTc5OTk3OTMy.html  (やさしくなりたい、八代×村上)
 http://v.youku.com/v_show/id_XNTc5OTk4NTMy.html (相川、世良、今夜月の見える丘に、ジャニーズメドレー)
 これはPVなどと違って公式商品の売り上げを阻害するものではないので、消されないで欲しいです。
 今回の件ではYoukuに大変お世話になったけれども、それでも尚きちんとハードディスクに録画出来た人が羨ましい。やっぱりYoukuよりも音が良いだろうしな。

 ↓ こちらでは出演者・曲順が示されていて検索に便利。
 http://ameblo.jp/bmty/entry-11567578957.html