安田章大のES-335、と言ってもギターを弾かない人にはナンノコッチャであろうが、あの赤い奴といえばピンと来る人も多いのではないか。いつからステージで使用されているか知らないが、『PUZZLE』ツアーDVDでは既に使用され、PVでも「マイホーム」や「愛でした。」などで見られる。『8EST』ツアーでは用いられなかった(と思う。未確認)ようで、この頃は桜色のストラトにメインの座を明け渡したかと思われたが、新曲「ここにしかない景色」のPVで再びお目見えしており、今なお安田のメイン・ギターの一本と言えるだろう。
このギターは公式バンドスコアによるとギブソン・カスタムショップ製で、製造年は2006年。デジマートで安田と同じモデルを探してみると、安いもので22万8000円というのが出た。
カスタムショップで23万円なら安いもんだとは思うものの、おいそれと手の出せる額でないことには変わりない。そこで普通の?ギブソンか、または下位ブランドのエピフォンないしコピー・モデルで手を打とうとする場合に注意すべき点はどこか。色がチェリーなのは一目瞭然として、その他には次のような項目がチェック・ポイントと言えそうである。
・ピックガードは黒。形もエピフォンのリヴィエラ(冬の〜♪)なんかとは微妙に違うので要注意。まあ見りゃ判るが。
・パーツは銀。金じゃない。
・ブリッジ/テイルピースはチューン・O・マチック/ストップ・テイルピース(重要)。アームなどは付いていない。
・ポジションマークは長方形のブロック(重要。なお1フレットにはマークなし)。ドットの方がよりビンテージライクで人気の向きもあるが、どうであれ安田のはブロックである。
・ピックアップにはカバー。
・ペグはクルーソン・タイプ。
・ノブは黒/銀のトップハット・ノブ。これはまあ大概大丈夫そうである。交換も容易だし。
上の条件を満たすのは、本家ギブソンのを除くと、例えばエピフォンのLIMITED MODEL ES-335 Block(市場価格5万円程度か)、フェルナンデスの現行モデルじゃないかも知れないがFSA-60(これもデジマート見ると価格同じくらいか)など。エドワーズのE-SA-125LTSというのはかなり良いセン行っているがペグが違う。値段も市場価格で10万円くらいするし。
さて、どうしてここまで書き上げるかというとワケは簡単で、自分が欲しくなったからである。先日というか「ギターが欲しい」と書いた次の日に、お茶の水を回って上の条件に合うギターを探した。ただ条件に一つ追加があって、それは言わずもがな「左用である」ということである。
その結果、購入した楽器がコレ。
・・・・・・・・・。(つづく)