こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

ひびき

 3ヶ月連続シングル第2弾『ひびき』、今回は予約せずに発売日前日に買ったのだが、感想を載せるのが遅くなった。どうもピリっとしない出来で、早く感想を言いたいという気分にはならなかった、というのが正直なところ。


ひびき 作詞:HAJIME / 作曲:金丸佳史 / 編曲:大西省吾
 大倉主演ドラマ(渋谷駅にでかい広告が出てました)の主題歌。
 この曲は重く見ていた。何しろ作曲が、大傑作「LIFE 〜目の前の向こうへ〜」(そう言えばこれも大倉出演ドラマの主題歌でした)の金丸佳史だ。彼は「LIFE」以降は関ジャニ∞に楽曲は提供していないはずだし、それどころか楽曲提供自体、目立った仕事はしていなかったのではないか。そんな中での本作。
 ・・・ううむ。別に悪くはないんだけど、取り立てて褒めそやすところもない、というのが現在の感想。歌詞も全然アタマに入ってこないしなあ。
 終盤で大倉のソロがあるが、近頃の低音を活かす方向とは違って比較的高音のフレーズを歌わせていて、新鮮で良い。まあ、今のところそこくらいかなあ、この曲で面白いのは・・・。あ、あとギターソロ(編曲者の大西省吾によるものか)も良いです。
 ところで、シングル曲だからPVがある。一応初回限定盤も買ったもんで、DVD観ましたが・・・言っちゃあナンだけど、ひどいなこれ。私は『抱きしめたい』(ビートルズじゃないよ)の予告編を見て、あまりのヒドさに絶句したクチですが、あれをヒドいと感じない人にはこのPVも感動できる映像作品なのであろうか。私は感動どころか、主人公2人を見つめて歌うメンバーたちの表情が「music.jp」のCMにしか見えず、何度も笑ってしまった。 
 なおPVでは渋谷がジャケットの下にロバート・ジョンソンのTシャツを着ているのが嬉しかった。そう言えば何かのライブでThe TheのTシャツを着ている写真を見たことがある、ような気もする。思い出しついでに書くと、DVD『Heat up!』で安田がジム・モリソンのTシャツを着ていたこともあった。このテのTシャツというのは着ている本人が元ネタを知らないということが往々にしてあるものだが、この点、彼らは安心感がある。


Winter Pop 作詞・作曲:TAMATEBOX(UNIST) / 編曲:Peach
 ウィンターというだけあって『GIFT』に入っていても違和感ないような雰囲気。なんか昔のスマップのようなムードがありますね。バブルちっくというか。イイ感じの曲ではありますが、あと1歩かな、という思いもちょっとある。演奏は気持ち良い。
 驚いたことにこの曲でも大倉のハイトーン(ってほどじゃないけど、まあ高音)が聴けます。ファンには嬉しい。


フローズンマルガリータ 作詞:SHIKATA / 作曲・編曲:SHIKATA・KAY
 昨年の大名曲「ロイヤルミルクストーリー」を髣髴するタイトルだが、曲想は全く異なる。そして「大阪レイニーブルース」アルバムバージョンを髣髴するイントロ。
 なんかサウンドが古臭く安っぽい感じはあるのだが、3曲の中ではこの曲が今のところ一番良いな、私には。何しろ「Friday night」という安田の歌い出しにヤラれた。すげえ格好良い。このCDの中で一番いい。(その前の「Hey」で既にヤラれたという人も多いかも知れないが、私はこっちは別に・・・。どうでもいいけど「Friday night」ってさっきの曲にも出てきたよな)
 独特の扇情的なBメロも魅力的だし(Kポップ的な感じなのかな)、サビでの大胆な渋谷の活用も成功している。最初にあの唐突な「愛はマルガリィィタァァアア!」を聴いたときにはビビりました。
 この曲では大倉の低音(まあ、中低音くらいかな)が聴けます。
 ところで、「射程距離まで確実にRock」って、Lockの間違いじゃないかな。あと「俺の腕はスナイパー」というのもちょっとヘンじゃないか。まあ意味はよく判るんだけど。でもやっぱり「俺はスナイパー」か「俺の腕はスナイパー級」とするのが穏当と思う。
 マルガリータって耳馴染みはあるけど何なのか知らないなあと思って辞書引いたら、カクテルの名前なんですね。ベースはテキーラ。へえ。


 どうでもいいんだけど、本作の盤面やブックレットなどにある稚拙な字は一体なんなのだろうか。「関」なんか、門構えを別々に書いたみたいな形だし。
 『愛でした。』にもこんなのあったよな。女の子とかのファンに悪影響を及ぼすと思うんだけど(「こういうのが良い字なんだ」と錯覚しかねない)。それにしても偏屈じじいみたいなことばっかり書いているな私・・・。