こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

続・関ジャニ∞のCMとロック

 イギー・ポップの曲が使われている関ジャニ∞のCM(というか、C.C.サイダーのCM)について書きながら、そう言えば錦戸亮が出ていた7upという清涼飲料水のCMでも僕好みのロックがBGMに使われていたな、と思い出した。

 上の映像には2本のCMが収められているが、1本目の音楽はイギリスのバンド、ディープ・パープルの「Smoke on the Water」(1972年)、2本目がアメリカのギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの「Purple Haze」(1967年)。どちらも、苟もロック・ファンを自称するならば絶対に知っていなくてはならない、超が付くほどの名曲且つ有名曲である。なおCMでは「Smoke 〜」の方はカバー演奏、「Purple Haze」の方はジミ本人の演奏(編集はされているが)。
 ディープ・パープルは1960年代後半に結成、現在も活動中であるが(今年も新譜が出た)、メンバー交代が何度かあり、1970年代前半の第2期が最も有名である。「Smoke on the Water」も第2期の曲。とにかくこの曲のリフレインはあまりにも有名で、しばしば揶揄の対象になるくらいである。僕が中学生の頃に買ったエレキギター教則本の末尾にも、練習曲としてこの曲が載っていた。勿論リフもソロも練習しました。
 
 彼らの一番有名なアルバム『Machine Head』に収録、B面1曲目(上記動画20:08〜)。総合的には次作の『Who do we think we are?』の方が僕は好きなのですが、収録曲の豪華さでは『Machine Head』がピカ1でしょう。目眩がするほどである。
 第2期ディープ・パープルは大好きなグループで、色々書きたいことはあるのだが、ここでは割愛。


 続いてジミヘン。「Purple Haze」は正確にはザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンスというバンド名義での作品。
 
 この映像を観て「あれ、この人どこかで見たことあるな・・・」と気付いたエイターは相当の錦戸ファンであろう(まあ世代によっては関ジャニ以前にジミヘンを知っていたという人も少なくないと思いますが)。∞祭で展示されていた彼のサーフボードに、ジミ・ヘンドリックス(略してジミヘン)の姿が描かれているのである。
 ジミヘンはとにかく「ロックギタリストランキング」みたいなのがあったら1位がこの人なのは見る前から判りきっている、2位以下が誰なのかな〜?ってなもんで、夭折したせいもあって完全に神格化されており、ジミヘンを軽んじたら人格を疑われるというレベルという、とにかくそれくらいエライ人である。
 何がそんなにエライのか、というのはなかなか説明しがたいのであるが、ごくごく簡単に言うと、それまでのギター史において、彼ほどギターを生き物のように歌わせ/唸らせ/叫ばせた人はいなかった、ということでありましょう。「Purple Haze」はそんな彼を代表する1曲。シングル曲であり、オリジナル・アルバムには収録されず。CDではアルバム『Are You Experienced?』にボーナス・トラックとして収録。このアルバムはジミヘン入門編としてもお薦めです。
 ところで今年リリースされた『People Hell & Angels』という編集盤のジャケット写真がちょっと丸山隆平に似ていると思うのは私だけであろうか・・・。