こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

初恋の味

 『明治・大正家庭史年表』(河出書房新社)を読んでいたら、大正8年に日本初の乳酸菌飲料「カルピス」が発売され、同11年に「初恋の味」というキャッチコピーが採用された、とあって、思わずポンと膝を打った(比喩)。

 「銀座カンカン娘」にある、♪カルピス飲んでカンカン娘 一つグラスにストローが二本 初恋の味忘れちゃいやよ・・・というのは、そうゆうことだったのか! 

 この発見を誰かと共有したいのだが、私の周りにはそもそも「銀座カンカン娘」という曲を知っていそうな人が誰も居ない。話にならんとゆうやつだ。私とてキャラメル・ママが好きでなかったら知らないままだったかもしれないのだが。
 何にせよ、同時代の「常識」を知っているということが、小説にせよ歌謡曲にせよ楽しむためには重要だということだ。
 全くの余談だが、ピンク・レディーがデビューしたときのキャッチコピーは「初めての味」。あるいは関係あるかも知れない。