こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

渋谷すばる『二歳』

 渋谷すばるの、グループ脱退後の初アルバム『二歳』を聴きました。通常盤が税込み3300円、ダウンロード音源が2100円だったので、後者で良いかなとも思ったのだが、ミュージシャンのクレジットが気になるかも知れないなと思ったので一応CDで入手。

 聴いてみての感想は、一言で言えば「予想したより、かなり良い!」。音楽的には意外性というほどのものはなかったが、1曲1曲が聴き応えのあるものになっている、嬉しい出来映えだ。ロックがあり、叙情があり、ユーモアがある。つまり、渋谷すばるがガツンと現れた快作と言えそうである。

 全曲自作ということで、バラエティーに乏しい感じになるのではという危惧もあったのだが、そして実際それほどバラエティーに富んでいる感じはしないのだが、各曲のクオリティーがしっかりしているので、むしろアルバムに統一感を与えていると思う。

 もう少しじっくり聴いて、各曲の感想も書きたいと思う。

 

 聴きながらフと気になったのは、「錦戸はこれを聴いてどう思っているだろう?」ということだった。ライバル心を燃え上がらせているか、それとも敢えて聴かないでいるのか。全くの想像だけれども、「ビートルズ解散後のジョンとポールを思うファンの気持ち」って、こんな感じだったんじゃないのかなあ、などと思う。