こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

意外なところにめっけものが

 丸山隆平がドラマ『地獄先生ぬ〜べ〜』の主役になるということで(もう放送開始しているのかしらん)、本屋に行くとテレビ雑誌(このテの雑誌、こんなに沢山あったんだ)の表紙に軒並み丸山が出ている。すげえなあ。ドラマの注目度によるのか関ジャニ∞の注目度によるのか、わからんが。あと錦戸亮も幾つかで表紙になっていた。タイミングの問題もあるのかもしれないが、錦戸よりも丸山の方が沢山表紙になっているというのも驚きであった。
 そんな中、メンバー個人ではなく全員で表紙に出ているのが『日経エンタテインメント!』11月号。まだアルバムも出ないのにどうして全員で表紙になっているんだろう、と気になって手に取ってみたら、これが思いの外に面白かった。まず全員インタビューで、結構音楽についての話題が出ていること。特に「TOKIOは現在リリース曲は自作を主体とするという方針に向かっているが(そうなのか?)、あなたたちはそのような意志はないのか」という質問があったこと。これ今まで訊いた人いるのかな。
 それに対して、渋谷だったかが「うーんそれはTOKIOさんのやり方だから・・・」といった答え方をし、次に誰だったかが、音楽に力を入れていくのは勿論だが、自作主体にするということが自分たちにとって必ずしもベストの在り方であるとは思えない、といったような返答をしていて、唸らされた。
 私個人としても、一枚くらい企画盤として自作自演主体のアルバムを作ってもらいたいとは思っているが、それを主軸にしてほしいとは思っていない。「自分たちはバンドではなく、バンドもやれるアイドルグループである」というようなことも語っていて、こちらが思う以上に彼らが自分たちの在り方について自覚的・思索的なのだということが感じられて非常に好感を持った。
 各人のインタビューも、それぞれは短いながらなかなかに読み応えがあった。また面白いのはこれまでの彼らのリリース作を第1期から第3期に分類して分析していることで、まあ内容的には(言っちゃあ何だが)私なんぞの書く雑文に毛の生えた程度のものではあったが、とにかくこういうことを真面目にやってくれるということが非常に嬉しかった。第2期への変わり目が「イッツ マイ ソウル」であるのは疑いの余地がないにしても、第3期への変わり目が(「急★上★Show!!」ではなく)「Wonderful World!!!」であるというのは、確かにそうだという気もするし、いややはり「急★上★Show!!」だろうという気もするし、なかなか難しいところである。カウコンDVDが「急★上★Show!!」を含んでいることを鑑みると、かなり鋭い采配であるという気もする。


 そんなわけで思いの外に面白い一冊である。意外なところにめっけものがあるということだ。と言っても私は立ち読みで済ませてしまったのだが(雑誌は溜まるからなあ)。でも買おうかな。ピンナップも格好良いし(村上はほんと男前だなあ)。