こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

関西の血

 現在、京都市の実家に帰省中。東京の部屋にはテレビがないので(冬季オリンピックがいつ始まりいつ終わったのかも知らなかった)、帰省して久しぶりにテレビをじっくり見ると色々と物珍しい。知らない女性タレントがいると思うと、大概はAKBの人のようだ。やはり人気なのだな。
 「笑っていいとも!」が終了するのを惜しむムードになっているように感じられたが、久しぶりに観てみるとやはり圧倒的につまらなかった(久保ミツロウはちょっと面白かったけど)(補記:木曜日は割と面白かった。テレフォンショッキングも所ジョージだったし)。すぐにチャンネルを変えたが、他の情報番組も詰らないので、結局NHKのニュースになる・・・と思ったら「テレビでイタリア語」だった。それを見て昼食を食べた(割と面白い。北村一輝が出ていた)。
 「いいとも!」はサーフィスが出演した番組でもあるので惜しむ気持はないでもないが、タモリが遂に「夜の人」に帰るのかと思うと嬉しい。「ジャングルTV」「ボキャ天」「トリビアの泉」など、復活して欲しい番組は多いが、一位は何と言っても「音楽は世界だ」である(と言っても先述の如くウチにはテレビがないんだけど)。(補記:「今夜は最高!」を忘れていた・・・)
 去年だったか一昨年だったか、以前に帰省した時にはテレビ番組のあまりに詰らなさに絶句したものだったが、今回はそれほど感じない。まあ主にビデオを見ているせいかもしれないが。
 ローカルCMも久しぶりに見る。面白かったのは阪神電鉄のCMである。これは連作CMのようだが、僕が観たのは第2話「あいさつ篇」というもので(現在 http://www.hanshin.co.jp/taisetsu/cm/cm.html で視聴可能)、男が恋人の実家に挨拶に行き、父親相手にしどろもどろになるという「よくある」話。男以外の登場人物はみな関西弁である。栗コーダーカルテットのようなBGM。

  男:これ、つまらないものですが・・・
  父:君はつまらんモンを人に渡すんか
 というやりとりは、吉本新喜劇における「詰らないものにはメーン!!」(by辻本茂雄)を思い出させるし、父親が強引に男の名前を間違え続けるというのも新喜劇的である。
  父:ほんで、どこのファンや、森山田君 ※男の名は「森田」
  恋人:(声を殺して)ハンシン
  男:・・・阪神です
  父:おお〜
 というやり取りは、何度見ても頬が緩む。「おお〜」という父親の感嘆が何とも言えず良いが、その両脇で恋人とその母がにっこりと笑うのも素晴らしい演技である。
 そんなワケで関西人にとっては実に小気味良い短編となっているが、他の地域の人が見てどう感じるかは、知らない。