こんなんだったっけ日記

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罪な人

 ポール・マッカートニー11年ぶりの来日公演が発表されたのが7月16日。

 この時点で大阪公演は日程・場所ともに未定。日程は11月12日であることが数日後に発表されたが、場所は「後日詳細発表」のまま。関西に縁故のあるファンが苛立ちと不安を募らせる日々が続き、ツイッターは場所発表を待ち望むツイートで連日溢れかえった(というのは誇張)。

 候補地は京セラドーム大阪しか考えられないのだが、これが決定にならないのは、やれ野球のせいだ否ジャニーズのせいだ、果てはドームじゃなくて野外でやるんじゃないかなど、様々な憶測が飛び交った(本当)。

 結局、大阪公演の場所が発表されたのは9月12日。約2ヶ月も待つことになろうとは誰も予想しなかっただろう。しかも結局大阪ドームだし。

 私は東京公演の最初の先行予約(@チケットぴあ)に申し込み、幸運にも一発でゲット出来たのだけれども、あまり素直には喜びきれないというか、「大阪こそ本命」という思いがあった。

 それは何故かと言えば、このブログではもう何度も書いていることだけれども、2011年冬に関ジャニ∞の東京ドーム公演を観て、音響のあまりのヒドさに絶句したからであった。大阪ドームでも(2002年のポールをはじめ)何度かコンサートを観ているが、同じドームでも雲泥の差があった。席位置によって音響の善し悪しは随分変わってくるのかも知れないが、とにかく東京ドームで私が観た席は、音楽観賞的には500円でも高いくらいの音響であった。実際に払った金額は確か6500円だったと記憶する。

 ・・・ま、ここまで書けば怒りの程度は充分伝わったと思うが、そんなわけで他ならぬポール・マッカートニーのコンサート、大阪厚生年金会館で観させてくれとは言わないが、せめてせめて大阪ドームで観ておきたい、その一心で大阪公演のチケット入手にも、3度の先行抽選+一般発売、計4回挑戦したが、いずれも敢えなく落選。

 ここまで挑んでダメなら仕方ない。11年前の来日について「東京ドームだけど音響良かった」というネット上のレポートもあることだし、東京公演を堪能することにしよう!

 ・・・と、珍しく思考をポジティブに切り替えて、大阪公演のことは忘れなんとしていた頃、なんと「大阪、追加公演」の一報あり。脊髄反射的に先行抽選に応募したのであった。煩悩・・・。


※ この記事の題は、ビートルズ時代のポールの曲の中でも特に好きなものの一つ、「夢の人(I've Just Seen A Face)」(今回のワールドツアーでもセットリスト入り)を意識したものなのだが、気付いて頂ける自信が無いのでここに注記しておく。