こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

2012年の椎名慶治

 もうすぐ新譜も出るし、それに先立つインストアイベント(於タワレコ渋谷店)にも足を運ぶということで、その前に旧年中の椎名慶治の動き(僕が捉えた範囲内ではあるが)をおさらいしておきたい。
 一昨年(2011年が一昨年か・・・)の暮れにシングル『I Love Youのうた』(ところでこの曲、『I & key EN』に再収録されたのみならず今度のアルバムにも入るとのこと。どないなっとんねん)が出てはいるが、純粋に旧年中に出たのはこの『I & key EN』だけになる。あれ、アストロノーツも去年か? ・・・まあいいや、あれは。
 『I & key EN』はミニアルバムながら、非常に粒揃いの一枚だった。冒頭の「年齢不showtime」(先日のバースデーライブで演らなかったのは残念だった。折角ZEROがおったのに)からしてワクワクさせられるし、PVも作られた「お節介焼きの天使と悪魔と僕」も、タイトルを見た時にはどーしたものかと思ったが、実際には彼のキャリアを通じても最もキャッチーな曲の一つとなっていると思う。3分弱と短いのがまた良い。「はないちもんめ」は伴奏は結構ロックしているがメロディーはかなりポップで、聴き応えがある。「byte×bite」は新境地を感じさせたし、最初はコーラスに呆れた「I'm a サラリーマン」もじっくり聴いてみると結構良い。椎名参加楽曲史上文句ナシに最低の出来だった「Giant Step」も、本作のアレンジでは大分マシに仕立てられていた。
 タッキー&翼のシングル曲に歌詞を付けるという寝耳に水のニュースもありました。「Journey Journey」。ちゃんと売れたんでしょうか。どんな曲かあまり覚えていないけれど、終盤の「じゃあね じゃあね」というのが好きでした。是非、関ジャニにも曲を提供してほしい。
 ライブは3回行った。5月(だっけ?)のインストアライブ、7月7日のツアー追加公演、そして暮れのバースデーライブである。どれも良かったが、時間が長くないこともあってか(長いとしんどいんです)、インストアのが一番良かったかも知れない。特にアコギ主体での「byte×bite」は本当に格好良かった。他の観客も同意見だったらしく、曲が終わった後の拍手が物凄かった記憶がある。
 7月のは(まだ観ていないけどDVD化もされた)、楽しめたもののちょっとサーフィスの曲が多すぎるんじゃないかという印象。と言いつつも「ゴーイングmy上へ」はやっぱり良かったし、リアレンジされた「TRAP」(これ好評だったみたいでバースデーライブでも再演していた)は素晴らしかったし、「なあなあ」が聴けたのも大変に嬉しかったし・・・ではあるのだが、ソロになってからの曲で良いものがもう充分にあるのでね。サーフィス演っている余裕はないでしょうと思うのである。そう言えば「君の声で 君のすべてで...」でZEROがラップを入れたのは本当に興醒めでした。「年齢〜」のはカッコイイんだけどなあ。
 7月のライブでは、なんか籤みたいなの売り出したり、当日の音源を枚数限定で売り出したりと、なんか「稼ぐ気やなあ・・・」と感じさせられた。旧年はグッズも沢山出たりして(僕は買わなかったけど)、「稼ぐ気やなあ・・・」と思わされることが多かった。今まではそんなことなかったのにね。ちょっと気にかかるところではある(気にかかるといえば永谷たかお(いつの間にか改名しててビックリ)、ウェブサイトが消えているが大丈夫なんでしょうか。anyなるトリオバンド、一度見てみたい)。
 12月30日のバースデーライブは、ゲストのTAKUYAがロックスター然としていて格好良かったなあ。ああいうの普段観ないですからね。楽曲的には新譜の曲が結構期待させる感じだったので楽しみである。
 これもサーフィスの曲が多い回であった。と言いつつ「線」が聴けたのは本当に嬉しかったし(『Phase』の中でいっときは一番好きだった曲です)、それに次ぐ「でてくるなよ」は――実はこの曲は僕の中でそれほど評価が高くないのだが――素晴らしいアレンジだった。ジャングル・ビート(というのか?)が効いていて、すげえ格好良かった。これはドラムのサジさんが主役だったな。なおベース・ヤマは翌日の紅白歌合戦コブクロのバックを務めていました。忙しいね。
 ソロ曲では7月には演らなかった(と思う)「コングラッチュレーションズ!」や「ありのままで」を演ってくれたのが良かった。そう言えば「可能性は無きにしも非ず」ってまだ一度もライブで観たことがないので、是非もっと演ってほしい。
 アンコールの時だったか、ある方がメッセージをくれていますというので流された音声、聞いていて100人中99人が「永谷だ!!」と思ったはずだが(少なくとも僕はすっかりそう思い込んだ)、メッセージを聞いている内にナンカオカシイナという感じになり、やがて(椎名のジェスチャーもあって)今度共演するらしいキャイ〜ンの天野氏であることが判った。なんじゃそりゃ。それにしても似てます、声が。
 ついでに書くとこの日、酷い雨だったのに開場時間は早まるどころか遅れていた。アナウンスもいい加減だったし、二度と行くかよ渋谷AX、と思いました。
 
 というわけで・・・ええと、まとまりませんが、とにかく今年も素晴らしい楽曲をどんどん出してくれることを期待しています。あとライブでは、サーフィスはオマケ程度にして、ソロの曲をメインで演って下さい。お願いします。