こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

こどもロンゴ

 昨日の朝、何気なくテレビを見ていたら、NHKで「こどもロンゴ」という子供向けらしい番組が始まって、何だこりゃとタイトルの意味すら分からずに見ていると、なんとこれが子供たちが女の先生(安岡定子先生。僕のマドンナである沼野恭子先生に少し似ている)に倣って論語素読する(タケノコのキャラクターが「素読だよ〜」と言っていた)というもので驚いた。しかも「子曰」が「しいわく」ではなくて「しのたまわく」なのだ。普通の高校の漢文授業よりも凝った訓読をしている。
 そう言えば、冒頭のアニメーションでは村山から(そのバックには孔子様らしきじいさんがいる)安岡先生(のアニメ画)が「ゴロンゴロン」とでんぐり返りで駆け下りてきたのだった。小ネタが効いているではないか。
 五分番組だったが、面白いので今朝も見た(一緒に素読しながら)。

 昨日は「子曰く、知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず(知者不惑、仁者不憂、勇者不懼)」で、今日は「子曰く、過ちて改めざる、これを過つという(過而不改、是謂過矣)」であった(テレビでは原文は出なかった)。調べてみるとそれぞれ子罕篇、衛霊公篇にあるそうである。

 意味を教えることにあまり重きを置いていないらしいのも好感が持てた。まずは叩き込もう、というわけで、色々なシチュエーションの中でひたすら一つのフレーズが読み上げられるのである。しかも意外と退屈しない。
 子供たち(昨日と今日で面子が違っていた。塾生らしい)だけでなくアニメのキャラクターも一緒に学んでいて(村の中の寺子屋のようなところで学んでいるという設定)、その内のカエル君は「ずんば」という名らしい。「不〜者」の訓法にかけたものだろう。他のキャラクターの名前も気になる。

 そんな面白い番組を見つけたと思っていたら、どうもこれは五日間の短期番組で、明日で終わるらしい。残念。素読が五日で終わったらいかんだろう(まさか子供論語塾の宣伝番組でもあるまいに)。是非レギュラー化してもらいたい。
 この前後にやっている理科系の番組も面白い。あと、ガレッジセールが外国(アジア)の子供番組を紹介するというような番組の司会をしていることも初めて知った。ゴリが「ナイスガイのおじさん」の役だった。