こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

Saikai 1/2

7月17日
 『Saikai』のDVDを観始めた。買って以来、数曲(「Tell me」くらいまで)観たきりだったのを、いい加減ちゃんと通して観ようと思ったのである。前々から思っていたのだが。ちなみに『Invitation No.6』ツアーの方はまだ一切観ていない。
 とりあえず半分くらいまで、「どんなときも。」まで観た。こんなことやってたんだ、という感じで驚きである。何を今更と思われようが。今、去年の小樽のライブDVDもちびちび観ているところだが、「冬の終わり」は小樽のより『Saikai』の方が出来がいいようだ。
 永谷が「くしゃみ」(アルバムで聴いていた時より良く感じる)や「縁」(この曲もやってたんだねえ。『Celebration』でも『Last Attraction』でもやらなかったのに)でコーラスを付けているのを聴くと「mirror」とおんなじ声だー、と思う。「どんなときも。」は確かに良い。永谷が良いのか槙原が偉いのか知らんが。あとこれは伴奏も明るく切なく、良い。
 アレンジで面白いのは、「君の声で 君のすべてで...」「空っぽの気持ち」「Tell me」などか。「君の声で〜」は、元々が早口の曲なのにそれが倍加されている。それがまた、「眠れない」のような焦燥感を加えていて良い感じだ。「Tell me」は暗いボサノバ風というのか、オリジナルと違ってシャッフルでないリズムで歌っているのが面白い。 「嘘じゃなく 愛していた」も、アルバムだとちょっとアレンジがキラキラしすぎているので、このアレンジで聴く方が素直に聞ける。
 しかし、椎名が「当然のこととして」サーフィスの曲を歌っているのが、今となってはなんか観ていて不思議な感じがする。
 「愛の才能」(これも確かに良い)のあとで、こういう曲想を今後の制作に活かしていきたい、と話しているのがちょっと切ない。結局こういう曲、作らなかったなあ・・・(椎名のソロでも今のところ作ってない。「I」や「ありのままで」もちょっと違うし)。しかし今のところ、永谷がアコギが上手いのかどうかちょっと微妙なところ、と思う。
 それにしてもMCをピピッとスキップできるのがDVDの良いところだ。