こんなんだったっけ日記

さよなら はてなダイアリー

2010年はPLにとっての「奇跡元年」になるか?

 今回の再結成は恒常的なものであるらしい。それはつまり、「プロモーション→コンサート→DVD」という必勝コンビネーションではフィニッシュが掛けられないということである。活動し続けるということは、当り前だが、常に何か提供しなくてはならないということだ。
 ましてや、ミーちゃんもケイちゃんも、ソロとしての活動は続けると言っているのである。そんな心構えで本当に「ピンク・レディー」の価値を保てるのか、という危惧も無いではない。

 それは措くとして、今後二人はどのように活動していくのかという点が重要なワケである。私は、ミュージシャンはレコードを出してナンボだと思っているのであるが、ピンク・レディーと同世代で今も活動を続けている歌手を見ると、実際に音源を絶えず提供しているのはジュリーくらいではないかと思う。しかも彼の場合は、基本的に新曲でアルバムを作るのである。自ら「奇跡」と称すだけのことはある。それを毎年やるのだからファンは幸せである。
 ピンク・レディーはどれくらいのことをしてゆくつもりなのだろうか。12月に出るアルバムは、「ヒット曲の新録」なのだという。これも正直に言って、幸先はあまり良くない。恒常的に活動してゆくならば新曲は絶対に必要である。バラエティー番組に出たりディナーショーを開いたりするのが活動のメインになる、というのはお願いだからやめてほしい。

 岩崎宏美のカバー・アルバムが好評で既に四枚ほど出ているそうである。あの惚れ惚れする歌唱力あってのことであるが、それでもカバーが基本的には「安易」であることには変わりないと思う。
 ピンク・レディーが相手取るべきなのは岩崎宏美ではなく、沢田研二である。これは1977年も2010年も同じことだ。